肝臓癌に対するラジオ波焼灼療法(RFA)

ラジオ波焼灼療法とは

rfa01_1.gif

  • 腹部エコー下に電極を腫瘍に挿入し、460KHzのラジオ波で加熱することで、癌 を凝固壊死に陥らせる方法
  • 1回の焼灼で約3cm範囲の壊死が得られる
  • 少ない治療回数と短い入院期間で治療できる
  • 人工胸腹水法やRVS対応エコーを用いてより安全で確実な治療を施行

公立宍粟総合病院ラジオ波治療室

rfa02_1.JPG

RFA専用べッドで肝臓の背中側も含め、あらゆる方向から治療が可能

より確実なラジオ波治療を目指して

通常エコーの問題点

  • 肝表面、肺に接する病変などエコーで描出不良となる例がある。
  • CTでよく見えるが、エコーで見えにくい腫瘍もある

対策

Real-time Virtual Sonography(RVS)対応エコーで三次元CT画像と対比しながら治療を施行

rfa03_1.gif

当院におけるラジオ波治療の適応

  1. 切除不能または外科手術を希望しない例
  2. 腫瘍の大きさと数:3cm以内、3個以下 または 5cm以内、1個(ただしラジオ波が有効と考えられる場合は上記以外でも施行)
  3. 腫瘍径の大きな腫瘍は、肝動脈塞栓術(TAE)を施行した後にラジオ波を施行
  4. コントロール不能の腹水がない
  5. 血小板5万/mm3以上かつPT時間50%以上
  6. 門脈腫瘍栓や肝外転移がない

人工胸水法を用いたラジオ波治療

利点

  1. 通常エコーで見えない病変を描出できる
  2. 多くの穿刺経路が確保でき、安全に治療できる

rfa05_1.gif

胸水は2~5日で自然に吸収され消失する。排液の必要はない。

rfa06_1.gif

  1. 通常エコーで見えない病変を描出できる
  2. より多くの穿刺経路が確保でき、安全に治療できる
  3. 他臓器(肺,消化管,胆嚢,腎臓)の損傷を回避できる

人工腹水法を用いたラジオ波治療

適応

  • 腫瘍が肝臓の表面にあり、腹壁・消化管・横隔膜の熱傷などが懸念される病変
  • 腸のガスで描出困難な病変

rfa07_1.gif

当院の転移性肝癌(胃癌)に対するラジオ波治療

rfa08_1.gif

ページトップへ