新病院建設

はじめに

 公立宍粟総合病院は、宍粟郡山崎町、安富町、一宮町、波賀町及び千種町の5町で設立した宍粟郡病院

事務組合が、財団法人博愛病院を買収し、昭和50年4月に診療科3科、一般病床92床、結核病床24床、伝

染病床25床の「組合立宍粟郡民病院」としてスタートしました。

 その後、地域住民の医療ニーズと医療環境の変化に対応するため、病床機能の変更や診療科の拡充、人

工透析業務の開始など病院機能の拡充と建物の増改築を行ってきました。

 平成11年4月には「公立宍粟総合病院」と名称を変更し、平成17年4月1日の町合併に伴い宍粟市開設

者となり、現在は12診療科、一般病床199床の病院となっています。

 総合病院は、市内唯一の病院であり、また播磨姫路圏域北部の中核病院として、地域・住民にれた

病院として外来診療を行うとともに、2次救急医療機関として、緊急性の高い患者の受入い、急性期

医療及び回復期医療を提供し、地域住民の安心で安全な暮らしを守る役割を担っきました。

 このような中、外来診療や検査、手術、入院病棟などの主要部分を担う本館は、建設から36年が経過し、

電気設備や給排水設備など、設備面での老朽化が顕著になるとともに、度重なる増改築により、患者動線

やプライバシー保護、構造設備などの施設機能としても改修が必要となってきています。

 診療機能を維持しながらの現地建て替えの方法を模索していましたが、工事中の騒音や振動、塵芥等の

影響で患者の安静が確保できないこと、また建設に必要なスペースが確保出来ないことなどから打開策が

なく苦慮していたところ、市内の工場閉鎖に伴いまとまった用地確保の見通しが立ち、平成31年1月に当

工場跡地を病院の建て替えを見据えた用地として取得したところです。

 令和元年10月には、学識経験者や各種団体選出委員、公募委員で構成する「宍粟市新病院検討委員会」

を設置し、地域における中核病院として、また地域完結型医療提供体制の拠点として、将来にわたって地

域住民の命と健康を守り、安心で安全な医療を提供していくために、公立宍粟総合病院が担うべき役割や

必要な医療機能、規模等について協議を重ねるとともに、市民アンケートやタウンミーティングを開催し、

市民の思いも伺いながら、令和2年10月には「宍粟市新病院整備に係る基本構想」をまとめました。

 さらに、基本構想をもとに、新病院の機能・諸室の設定、建設条件等を整理し、令和3年12月には、

体的な新病院設計の指針とするための「宍粟市新病院整備に係る基本計画」を策定したところです。

 引き続き本年度から、基本計画をもとに基本設計に着手し、開院に向けて、具体的な取り組みを順次進

めてまいります。

 令和4年1月

        宍粟市長 福 元 晶 三

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